まずはスケジュールづくりから

マンションの大規模改修工事は、何となく進めると後でトラブルになりがち。特に横浜のようにマンション数が多く、業者の選択肢も多いエリアでは、明確な選定フローをつくっておくことが大切です。
最初にやるべきは、理事会と管理会社でスケジュールを立てること。工事実施の2年前くらいから動き出すと、余裕を持って進められます。

工事内容と予算を整理する

次のステップは、現状調査と長期修繕計画の見直しです。劣化診断や住民アンケートを行い、「どこを」「どの程度」直すのかを明確にします。
あわせて、修繕積立金の残高と予算感を管理会社と共有。この時点で、どこまでの工事が可能か、助成金の対象になる工事があるかも把握しておくと、業者との打ち合わせがスムーズになります。

業者選定は3社以上から見積もりを

業者の選定では、必ず複数社（3社以上）に相見積もりを依頼しましょう。
金額だけでなく、過去の実績、提案力、住民対応の丁寧さなども評価ポイントです。理事会で候補を絞り、住民説明会を経て、総会で決議という流れが一般的です。
横浜では地元実績のある業者を候補に入れると、地域事情への理解も深く安心です。

まとめ：フローを決めれば不安が減る

「何から始めればいいの？」という悩みは、あらかじめ選定フローを作っておくことで軽減できます。スケジュール→調査→見積もり→説明会→決議という流れを意識しておけば、業者選びも納得のいく形で進められます。
特に横浜のような都市部では、管理組合の判断力が問われる場面も多いので、事前の準備が何より大切です。